多職種との連携糸魚川地域在宅ケア推進センターは平成28年10月に、「医療や介護が必要になっても、住み慣れた地域で安心して暮らし続ける」ことを支援するため、新潟県と糸魚川市より糸魚川市医師会が委託を受け開設した事業所です。

センター長あいさつ

糸魚川地域在宅ケア推進センター長
糸魚川市医師会 顧問
眞部 一彦

 「糸魚川地域在宅ケア推進センター」のホームページにようこそいらっしゃいました。本センターは平成28年9月に開設されました。
医師 平成26年6月25日に公布された、地域医療介護総合確保法により、消費税増税分を財源とした医療介護総合確保基金を元に、各医師会で「在宅医療推進センター」を設置して活動することになりました。また、介護保険法の地域支援事業で市区町村を主体として「医療・介護連携センター」の設置も求められる事となりました。
 これら事業は内容が重複したものが多く、人的資源に乏しい当地域では別々に運営する事が困難と考え、これら二つの機能を一体化させた一つのセンターとして運営する事として、平成28年9月に設立する事が出来ました。
 現在コーディネーター二人と事務員一人の構成で、週5日の活動を続けていますが、業務の大きな目的は、病気や障害のある市民が、住み慣れた地域で安心して暮らし続ける事が出来るために、医療と介護による在宅療養の支援、さらには病院との連携を図ることであります。
 当地では、すでに「ひすい在宅プロジェクト」という在宅医療を進めるための運動を糸魚川地域在宅医療協議会が進めてきた実績があり、それが本センターの事業推進に役立っていると考えています。

 これまでに、市内の医療、介護機関の情報収集とそのハンドブックの作成、退院支援に関するハンドブックの作成などを行って参りました。これらの情報は刻々と変化していく可能性があり、日々新しい情報と差し替える必要があります。
 また、医療機関や介護事業所を対象に相談業務も行っておりますが、未だ連日フルタイムの開設ではないため、皆様のご要望に答えられない場合もあるかと思われます。
 これらに対する回答の一つとして、今回のホームページ開設は、皆様のご期待に添うための一つのツールをご提供出来る事になったと自負しております。
 今後皆様方のご協力を得て、患者さんごとに医療や介護などの多職種の連携をスムースにして、在宅支援の体制を充実させ、在宅ケアチーム体制の構築とさらには病院での医療との連携を図る事を目指す所存です。
 今後の当センター事業につきまして、引き続きご支援ご鞭撻を賜ります様お願い申し上げてご挨拶とさせていただきます。

事業内容

在宅医療と介護サービスを一体的に提供するために、医療と介護の関係者との連携を支援します。

在宅医療提供体制のコーディネイト

  • 問合せ対応・情報収集・連携推進医療、介護保険事業関係者等からの相談や問合せへの対応
  • 糸魚川地域の医療及び介護資源の情報収集
  • 在宅医療提供体制の推進、医療と介護の連携推進

運営会議等の開催

  • 糸魚川地域在宅医療基盤整備検討会花束
  • 糸魚川市在宅医療・介護連携協議会

在宅医療に対する普及啓発活動

  • 市民への啓発活動
  • みんなで支える地域医療推進事業

在宅医療関係者に対する人材育成事業

  • かわせみチーム体制による在宅医療の推進、顔の見える多職種連携の推進
    事例研究会やひすいケア・カフェ等の開催
  • 糸魚川総合病院が開催する公開講座の広報活動
  • その他、研修会等の広報活動

 

医療機関・介護関係者からの問合せ例  

医院・診療所への連絡や訪問診療について

訪問診療

  • 開業医の先生方に患者さんのことを情報提供したい、相談したい等の場合の連絡可能な時間や連絡方法の紹介
  • 通院が困難な方の訪問診療、往診のできる医院と訪問可能な地域の紹介等

薬剤師の在宅訪問について

  • お薬の飲み合わせや副作用が心配、何の薬かわからない、薬がたくさん余っている等、処方された薬についての相談に、薬剤師が訪問してお手伝いしてくれる薬局を紹介

歯科の訪問診療について

  • 歯科の訪問診療歯科医院に通院が困難な方の治療・口腔ケア・嚥下機能低下の予防等、訪問診療が可能な歯科医の紹介

病院や他事業所等、多職種との連携について

  • 患者様・利用者様に連携について、困った時や問題が発生した時等
医療・介護関係者以外の方からのご相談も受け付けています。
医療や介護について、どこに相談したらよいかわからない時は、お気軽にご連絡ください。